店舗展開していない会社が多い格安SIM。
そのため、解約やMNP転出の方法が、店舗に行くのではなくネットや電話で受付することがほとんどです。
そこで今回は、格安SIMの1つであるUQモバイルの解約・MNP転出の方法と注意点について解説します。
特に、解約やMNP転出による手数料や、解約後の料金の計算方法などはしっかりと理解しておきましょう。
UQモバイルの解約は電話からできる
UQモバイルの解約の電話の手順は下記の通りとなります。
2.音声ガイダンスに従って「2」を押す
3.再度音声ガイダンスに従って「5」を押す
4.オペレーターに繋がるまで待つ
5.オペレーターに解約する旨を伝え、オペレーターの指示に従って手続き
6.解約完了
UQモバイルを解約する時はUQお客さまセンターに電話をかけて解約します。
UQお客さまセンターの営業時間は9:00から21:00までとなっており、年中無休ですが、月末を挟む5営業日程度は混雑する傾向があります。
特に月末最終日の17時以降はかなり混み合うので、解約やMNP転出の電話を最終日ギリギリでかけるのはやめたほうがいいです。
比較的混雑しにくい時間帯は平日の11時から17時となります。
解約・MNP転出の電話は、なるべく平日の11時から17時を心掛けましょう。
待ち時間がかかることを考えた上で、余裕を持って電話をかけることをおすすめします。
解約の時に準備しておくもの
解約の際に、オペレーターから聞かれる内容は下記の通りです。
準備しておくこと
●契約者の名前
●SIMカードの電話番号
●UQモバイルの解約理由
●暗証番号
なるべくスムーズに素早く手続きを終えるためにも、事前に準備しておくことをおすすめします。
また、契約者本人からの電話が必要となります。
契約者以外の人が解約の手続きをすることはできないので、必ず解約する電話番号の契約者本人が電話するようにしましょう。
UQモバイルから他社にMNPする方法
次に、UQモバイルから他社に番号を変えずに移行する(MNPといいます)方法です。
UQモバイルから他社にMNPする場合も、UQお客さまセンターに電話をかける必要があります。
UQモバイルから他社にMNPする場合の手順は下記の通りです。
2.音声ガイダンスに従って「2」を押す
3.音声ガイダンスに従って「5」を押す
4.オペレーターに繋がるまで待つ
5.オペレーターに他社へMNPしたい旨を伝えて手続きを行う
6.オペレーターよりMNP転出に対してかかる費用等の説明を聞く
7.MNP予約番号が発番されて手続き終了
発番されるMNP予約番号の有効期限は15日間です。MNP予約番号を発番後、15日以内に新しい携帯会社で申込みをしましょう。
もし15日を過ぎてしまったら、また取り直す必要があります。
UQお客さまセンターは月末を挟む5営業日、特に月末最終日の17時以降は混雑するとのことです。
混雑しにくい平日の11時から17時を狙って、余裕を持って事前にMNP予約番号を発番することをおすすめします。
MNP転出時には、MNP転出手数料と呼ばれる費用が発生します。
通常一律3,000円(税別)となっています。
しかし、契約してから6ヶ月以内にMNP転出をする場合は6,000円(税別)のMNP転出手数料が発生するので注意してください。
なお、MNP転出手数料はその場で請求されるのではなく、当月の利用料金(翌月請求分)と合算で請求されます。
解除料はかかる?
次に、解約やMNP転出をする際に解除料が発生するのかどうかについて解説します。
UQモバイルの場合、どのプランを選ぶかによって解除料が変わります
今どの料金プランになっているか、事前に確認しておきましょう。
ぴったりプラン・おしゃべりプランの場合
ぴったりプラン・おしゃべりプランの場合、2年契約となります。
2年契約とは、契約してから2年間のうちに解約すると解除料がかかるというものです。
2年の契約期間中に解約をすると、9,500円(税別)の解除料が発生します。
25ヶ月目を契約更新月としており、25ヶ月目は契約解除料が発生しません。
ちなみに2年契約は自動更新となっており、25ヶ月目の契約更新月を過ぎた後は自動的に2年間の契約が更新されます。
2年使ったら解除料がかからないわけではないので、気をつけてください。
2年契約はドコモ・auなどの大手キャリアと同じシステムなので、馴染み深いかもしれませんね。
ぴったりプラン・おしゃべりプランの方は、事前に更新月を確認しておきましょう。my UQ mobileの『ご契約中のプラン』に書いてあります。
データ高速プラン・データ無制限プランの場合
データ高速プラン・データ無制限プランの場合は、通話付きSIMかデータSIMかによって大きく異なります。
最低利用期間 | 1年以内 | 1年以降 |
通話付きSIM | 9500円 | 0円 |
データSIM | 0円 | 0円 |
通話付きSIMは1年以内の解約は9500円(税別)の解除料がかかるので注意しましょう。
最低利用期間とは、格安SIMがユーザーに対して「最低限この期間だけは使ってね。」という期間です。
最低利用期間が12ヶ月の場合、12ヶ月以内に解約をすると9,500円(税別)の解除料が発生します。
一方で、データSIMの場合は契約期間や最低利用期間がありません。
つまり、いつ解約しても解除料はかからないということになります。
端末を分割で買った場合はどうなる?
次に、端末を分割で買っている場合はどのようになるのか説明します。
分割の支払いが終わっていない状態で解約をすると、残りの端末代金も支払う必要があります。
支払い方法は2つあります。
支払う方法
引き続き分割代のみ毎月支払う
どちらか好きな方を選べるので、残っている分割金の金額によって決めると良いでしょう。
基本的に支払い回数が24回となっているため、分割金の他に解除料もかかる可能性があります。
おしゃべりプラン・ぴったりプランの場合は2年以内の解約で9,500円(税別)の解除料が発生します。
データ高速プランとデータ無制限プランの通話付きSIMは、12ヶ月以内の解約で9,500円(税別)の解除料が発生します。
解約する前に、しっかりと解約後どれだけの費用がかかるのか確認しましょう。
解約のタイミングと日割りになるかどうか
解約のタイミングと、解約した月の料金がどのように計算されるのかについて説明します。
電話で解約の手続きを行うと、電話が切れた瞬間に解約が完了します。
UQお客さまセンターとの通話が切れた時点ですぐに使えなくなると思っていてください。
料金の計算方法は、その日までの日割り計算になります。
大手キャリアのほとんどが日割り計算されず1ヶ月分の料金がかかることが多いですが、UQモバイルの場合は解約後日割りになります。
もったいないからと月末まで何とか使い切る必要はありません。
SIMカードの返却は必要か
格安SIMの中には、SIMカードを返却しないと手数料が発生する会社もあります。
一方でUQモバイルは解約後のSIMカードの返却は不要です。
返却は不要ですが、悪用防止のために使っていたSIMカードはハサミで切って捨てるようにしましょう。
UQモバイルの解約・MNP転出まとめ
最後に、UQモバイルの解約・MNP転出のポイントについてまとめます。
解約のポイント
月末を挟む5営業日以外の平日11時から17時が混雑しにくい
MNPの場合はMNP転出手数料として3,000円(税別)発生する(6ヶ月以内の場合は6,000円(税別))
契約解除料は契約したプランに応じて9,500円(税別)かかる場合がある
解約した月の利用料金は解約した日まで日割り計算される
端末を分割で支払っている場合は残りの端末代を一括または分割で支払う必要がある
SIMカードの返却は不要
UQモバイルの解約のとき、注意することは解除料です。
2年契約の更新月以外の解約は9500円、6ヶ月以内のMNPは6000円と、タイミングによっては高額になってしまいます。
そのほかは日割りにもなりますし、電話で済むので良心的だと思います。
解約の時の参考にしてくださいね。