利用明細に書かれているユニバーサルサービス料。
電話番号を持っている人なら全員支払う義務があり、楽天モバイルやラインモバイルなどの格安SIMも例外ではありません。
ですが、ユニバーサルサービス料っていったい何でしょうか?
なぜ払わないといけないか、どんな人が払う必要があるのかを調べてまとめました。
ユニバーサルサービス料を払う対象の人
ユニバーサルサービス料は、携帯電話や固定電話、通信機器を使うすべての人が支払いの対象となります。
大手の携帯電話(ドコモ・au・ソフトバンク)、固定電話、格安SIMであれば通話付きSIMでもデータ専用SIMでも、すべての人が請求されます。
ユニバーサルサービス料は『ユニバーサルサービス制度』が施行された2006年以来法律で決まっているため、例外はなくすべての会社で支払うことになります。
支払われたユニバーサルサービス料は東西のNTTに公布されます。
楽天モバイル・マイネオなどたくさん格安SIM会社はありますが、携帯電話会社によりユニバーサルサービス料の違いはありません。
例えば楽天モバイルで通話SIMとデータSIMの2回線を持っていた場合、2回線ともユニバーサルサービス料を支払うことになります。
電話を持っていない人はほとんどいないと思うので、ほぼすべての国民が負担の対象となりますね。
金額は10円未満
ユニバーサルサービス料は平成30年1月現在2円になります。
とても安いですね!
ユニバーサルサービス料は前年度のユニバーサルサービス維持費の赤字分から算出されるので、毎年変わります。
施行された初年は7円で、だんだん安くなり現在は2円~3円をうろうろしています。
ユニバーサルサービス料を払う理由
ネットでユニバーサルサービス料を調べたら、以下のように書かれていました。
従前、ユニバーサルサービスは、NTT東西において、採算地域から不採算地域に地域間の補填を行うことにより、その提供が確保されてきました。ところが、競争事業者の参入により、都市部等の採算地域を中心に競争が進展し、NTT東西の自助努力だけでは、ユニバーサルサービスの提供を維持することが困難になり、不採算地域においては、利用者の利便性を確保できないおそれが生じました。
そこで、ユニバーサルサービスの提供の確保に必要なコストの一部(高コスト地域における提供コスト)を、NTT東西以外の事業者も負担する『ユニバーサルサービス制度』が2002年度に創設され、2006年度から稼動しています。具体的には、NTT東西に接続する接続電気通信事業者等(負担事業者)が負担金を拠出し、負担の徴収・交付金の交付等を業務とする基礎的電気通信役務支援機関(支援機関)を通じて、NTT東西に交付金として交付するしくみです
※総務省ホームページより引用
いかかでしょう?私は読んでもよくわかりません(笑)
つまりは、こういうことなんです。
しかし、みんな携帯電話を使いだしてNTTの公衆電話や固定電話を使わなくなったから、この『ユニバーサルシステム』が大ピンチなんです。
そこで携帯や固定電話や通信機器を使う人は、みんなで少しずつお金を出し合ってユニバーサルサービスを維持しましょう。
ややこしいことを抜きにして、簡単に言うとこんな感じです。
ユニバーサルサービスに充てるためのお金なので、ユニバーサルサービス料なのですね。
まとめ
何のためかよくわからなかったこれはユニバーサルサービス料は、警察や救急などの国民のためのサービスを維持するためだったんですね。
料金は10円未満とかなり安いので、あまり負担だと感じることもなさそうです。