一般的に格安スマホは通話し放題プランがないから、電話が多い人は高くなると言われています。
では、格安スマホで何分通話すれば大手キャリア(ドコモ・au・Softbank)の通話し放題プランより高くなってしまうのでしょうか?
ややこしかったので計算してみました。
※LINEなどの通話アプリを使う方法もありますが、今回は“電話”にこだわった計算になります。
大手キャリアの通話し放題プラン
ドコモ・au・ソフトバンクの通話し放題プランはこちらです。こちらは海外やナビダイヤルを除き、携帯や固定電話どこにかけても無料になります。
携帯会社 | かけ放題料金(税別) |
docomo(カケホーダイプラン) | 2700円 |
au(カケホ) | 2700円 |
Softbank(通話定額) | 2700円 |
各社とも料金は全く同じなんですね!
格安スマホの通話料は30秒20円なので、1分40円(税別)。
2700÷40=67.5
月に1時間と7分30秒以上通話をする人はかけ放題プランのほうがお得です。結構少ないですね。
大手キャリアの5分かけ放題プラン
最初の5分は通話料無料で、5分すぎたら30秒20円通話料がかかるというプランです。
こちらはかけ放題が必要なくらいは通話をしないけど、ちょこちょこした通話が多い人向けですね。
携帯会社 | 5分かけ放題料金(税別) |
docomo(カケホーダイライトプラン) | 1700円 |
au(スーパーカケホ) | 1700円 |
Softbank(通話定額ライト) | 1700円 |
かけ放題に比べて1000円安いので、気軽に入れるのがメリットです。
こちらの場合最初の5分のお金はかからないので、5分を過ぎた通話の合計が、
1700÷40=42.5
42分と30秒の通話で基本料金を超えてしまいます。
やはり、格安スマホでは通話料が割高になってしまうのでしょうか。
楽天でんわを使うと通話料が安くなる
楽天でんわというアプリをご存知でしょうか?楽天モバイルでもそれ以外のどの会社のスマホでも使える、通話料が割引になるアプリです。
楽天でんわアプリを使えば相手の電話番号の頭に自動的に0037-68-(プレフィックス番号)が追加され、それにより楽天独自の通話回線が使われ通話料が安くできるという仕組みです。
プレフィックス番号は相手には通知されませんし、通話品質も良く評価も高い人気のアプリです。
この楽天電話がすごいのは、無料にもかかわらず30秒10円(税別)と通話料が半額になるところです!
楽天でんわとかけ放題プランはどっちが得か
楽天でんわは基本料はかからず通話料30秒10円、対して大手キャリアのかけ放題は通話料無料で基本料2700円。
楽天でんわを使うと通話料は1分20円になりますので、
2700÷20=135
2時間と15分以上通話を使う人はかけ放題がお得ということになります。
逆に月に2時間と15分以上電話をかけない人は、格安スマホで楽天でんわを使うほうが安くなるのです。
楽天でんわ5分かけ放題と大手キャリアの5分かけ放題はどっちが得か
『楽天でんわ5分かけ放題』は楽天モバイルにすれば任意で入れるオプションで、月額850円で最初の5分は何度でもかけ放題、5分を超えれば30秒10円の電話代がかかるというオプションです。
大手キャリアの5分かけ放題とどちらがお得でしょうか?
『楽天でんわ5分かけ放題』と大手キャリアの5分かけ放題の差額は
1700-850=850円
5分を超える通話は1分20円なので
850÷20=42.5分。
とはいえ、『楽天でんわ5分かけ放題』は5分超過すると1分20円の通話料がかかるのに対し、大手キャリアの5分かけ放題は1分40円と2倍の通話料が加算されますので、大手キャリアの5分かけ放題で超過するととても高い通話料の請求が来てしまうでしょう。
5分以内の通話も5分を超える通話も、『楽天でんわ5分かけ放題』が安いのでお得だと言えます。
結論
計算してみた結果、次のことを結論ということにします。
何分通話する人がお得か?
●月に合計2時間15分以上通話をする人は、格安スマホより大手キャリアの通話し放題プランのほうがお得。
●大手キャリアの5分かけ放題プランで間に合っている人は、楽天モバイルの『楽天でんわ5分かけ放題』を使ったほうが安い。
通話が多いから格安スマホを悩んでいるという方は、参考にしてくださいね。