格安SIMに乗り換えると安くなると安くなるとわかっていても、わからないことが多くて戸惑ってしまいますよね。
この記事では、ソフトバンクから格安SIMに乗り換える手順と注意点について解説します。
格安SIMはどうして安いの?
格安SIMは安いといわれていますが、なぜ安くできるのでしょうか?
安かろう悪かろうでは困りますよね。


安いのにはちゃんとした理由があるんだ!
格安SIMは大手の携帯電話会社(ドコモ・au・ソフトバンク)の通信回線を借りて運営しているので、設備投資にお金があまりかからないため、安くすることができるのです。
そのためエリアは変わらずそのまま使うことができます。格安SIMのお店は増えてきましたが、それでもソフトバンクに比べるととても少ないです。
広告費や人件費を使わないことでも、通信料を安くすることができるのです。

そのため今まで通り電話やアプリも使えるぞ!
ソフトバンクのスマホがそのまま使える格安SIMは?
ソフトバンクの回線が使える格安SIMは最近増えてきました!
その中でもおすすめはこちらです。
会社名 | ワイモバイル | マイネオ | ラインモバイル |
選ぶプラン | Sプラン | ソフトバンク回線 | |
特徴 | ソフトバンクの子会社なので通信速度に定評があり、店舗数も多い。 SIMロック解除が可能なスマホのみ使える | 料金プランや契約後のサービスが豊富。ほかのユーザーとデータ量を無料で分け合えるフリータンクがある。 Sプランならソフトバンクのスマホが使える。 | ツイッターやインスタグラムなどのSNSが無料になるプランがある。 申し込みの時に「ソフトバンク回線」で申し込もう。 |
詳細 | |||
公式サイト |
上にあげた会社であれば、ソフトバンクの端末を使うことができます。
格安SIM会社の中にはドコモ・auの端末が使えるプランを提供している会社もあるので、間違えないよう「選ぶプラン」に書いてあるプランを選んでください。
ソフトバンク系の格安SIMは、会社により対応端末が違います。
またSIMロック解除が必要だったり、一部対象端末ではないものもあるので、各社の対象端末一覧から調べることをおすすめします。
特に、ワイモバイルはソフトバンクの子会社として有名ですが、違う会社であるためSIMロック解除が必要なので注意してください。

人気の楽天モバイルやUQモバイルも選べる。
SIMロック解除のやり方と詳細はこちらの記事に書いています。
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ソフトバンクのスマホやiPhoneをSIMロック解除する方法を徹底解説。
今お手持ちのソフトバンクのスマホやiphoneを格安SIMで使いたい時、SIMロック解除が必要な場合があります。 ソフト ...
ソフトバンクから格安SIMに変える注意点
ソフトバンクから格安SIMに乗り換える時の注意点です。
解除料や、ソフトバンク光はどうすればよいのでしょうか。
解除料がかかることがある
今現在ほとんどの方がソフトバンクの2年契約に加入していると思われます。
この2年定期契約は、毎月の基本料を安くする代わりに2年に一回の更新月以外に解約をすると、9500円(税別)の解除料がかかりますよというものです。
更新月は、例えば1月に契約をした方であれば、2年後の2月と3月が更新月になります。自分の更新月がいつかはショップで聞くか、MY Softbankで調べることができます。




格安SIMの料金はソフトバンクの半額~3分の1だから、差額を計算したら早く格安SIMにした方が安いからだ。
分割支払金が残っていることがある
ソフトバンクでは端末を購入するとき、MNPで購入時に『一括購入割引』を利用するか、分割で支払いながら『月々割』で値引きを受けることができます。
今お使いのスマホを『一括購入割引』を利用して安く購入された方は、購入した翌月から23か月間のうちに解約してしまうと高額の解除料がかかります。
端末購入サポートを使った方は、購入後2年たっているか確認しておきましょう。
分割の『月々割』で購入した人は、分割金を支払っている期間中は基本料金が値引きされて、月の支払い額が安くなるようになっています。
そのため分割金が残っている状態で解約をしてしまうと、月々サポートがなくなってしまうので、少し高い金額を負担することになることがあります。
解約後は一括で支払うか、分割金をのみ残債を払い続けることになるのですが、たくさん残っている方は割高になってしまうかもしれないので注意です。
更新月と同様に、ソフトバンクショップかMY softbankで調べれば、残りの支払期間が出てきます。
ソフトバンク契約中にSIMロック解除をしておく
SIMロック解除はパソコンやスマホから『my softbank』にログインすれば、無料ですることができます。ショップでもできますが、手数料が別途3000円(税別)必要なので注意です。
解約後のSIMロック解除は3000円かかりますが、契約中に『my softbank』からすれば無料でできます。契約中に済ませておきましょう。
SIMロック解除には以下の条件があります。
SIMロック解除
買ってから101日以上経っていること
一括購入割引を除く一括購入なら、支払い確認が取れたらすぐ解除が可能
解約済みの場合は、解約日から90日以内であること
契約者本人であること
条件に当てはまればSIMロック解除が可能です。
操作手順は、my softbankにログインして『メニュー』→『契約・オプション管理』→『SIMロック解除手続き』に行きます。
そこで端末情報の15桁の番号である『IMEI』を入力して、SIMロック解除が可能ならそのまま指示に従い手続きをします。
IMEIの確認の仕方は、iPhoneなら『設定』→『一般』→『情報』の上から15番目あたりにあります。android端末なら、『設定』→『端末の情報』→『端末の状態』で確認ができます。




スマホ自体は何も変わらないし、これと言って何か起こるわけでもない。
何事もなく使い続けることができる。
ソフトバンクのメールは使えなくなる
ソフトバンクを解約すると、今使っている『○○○@softbank.ne.jp』『@i.softbank.jp』のメールアドレスは使えなくなります。
最近はLINEがあるのでメールを使うことはほとんどないかもしれませんが、特定の人とのやり取りに使っていたり、サイトの登録に使う人もいらっしゃると思います。
対処法は2つあり、一つはキャリアメールがあるY!モバイルにする、二つ目はGメールなどのフリーメールに変えるという方法があります。
メール | YモバイルMMS | Gメール |
料金 | 無料 | 無料 |
アドレス | @ymobile.ne.jp | @gmail.com |
信頼性 | 高い | 低い |
Gメールは無料で誰でも手軽に使えますがフリーメールのため信頼性が低く、例えば携帯電話のアドレスに送ると迷惑メールと判断されて届かないことがあります。
その点Y!モバイルのMMSはY!モバイル専用のメールアドレスとなり、今まで通り携帯電話のメアドとして使うことができます。
携帯専用のメアドが必要な方はYモバイルがおすすめです。
注意
Tカードと連携していなければ、ポイントを使い切る
ソフトバンクのポイントは2014年7月からTポイントとなっています。
Tカードと連携していればポイントは残るのですが、Tポイントと連携していなければ、ポイントは消えてしまいます。
すでにたまったTポイントをTカードと連携して移すことはできなくなっています。Tカードと連携していなければ、無駄にならないように契約しているうちに使い切ってしまいましょう。
ラインの年齢承認を今のうちにしておく
格安SIMにするとラインの年齢承認ができなくなります。
年齢承認というのはLINEユーザーが18歳以上かどうか確認するためのもので、年齢承認ができない、または18歳未満の方はID検索が使えなくなります。
18歳以上でID検索ができないと不便だという方は、今のうちに年齢承認をしておきましょう。
ドコモ・au・ソフトバンクを契約しているうちに年齢確認を済ませれば、そのままID検索を使い続けることができます。
LINEの『設定』⇒『年齢確認』から設定ができます。
おうち割光セットは使えなくなる
格安SIMにすると、ソフトバンクを辞めてしまうのでおうち割光セットが使えなくなります。
といっても割引が使えなくなるだけで、家のネット回線『ソフトバンク光』は自動解約されることはなく、使い続けることができます。
今はソフトバンクで基本料金からおうち割光セットの値引きがありますが、ソフトバンクをやめるためその値引きがなくなります。




例外としてワイモバイルはソフトバンクの子会社なので、ワイモバイルでもおうち割光セットを使うことができます。
ソフトバンクから格安SIMに変える手順
格安SIMに乗り換える時の大まかな流れを紹介します。
格安SIMは郵送で送られてくるため、配送期間があることを覚えておきましょう。
・解除料や分割支払金の残りの確認をしておく
・SIMロック解除をする
・メールが必要ならGメールかY!モバイルか選ぶ
・Tカードと連携していなければ、ポイントを使い切る
・ラインの年齢承認をしておく
↓
・MNP予約番号を取得する
・乗り換え先の格安SIMに申し込む
↓
・SIMが届いたら、開通&初期設定
・MNPしない人は解約をする


安くなるなら今すぐに乗り換えればいいじゃない!


その間に月が替わってしまうと次の月の料金も発生してしまうため、余裕を持って月の中旬ごろの申し込みをおすすめしている!
ソフトバンクから格安SIMに乗り換える準備(月上旬ごろ)
格安SIM乗り換えは月の中旬ごろがおすすめです。
申し込みをするまでに解除料の確認やポイントの移行をしておきましょう。
やり方は、格安SIMに乗り換える注意点を見てくださいね。
ソフトバンクから格安SIMに乗り換える準備(月中旬ごろ)
月の上旬に準備が終わったら、いよいよ契約の申し込みです。
MNP予約番号を取得する
番号を変えずに格安SIMにしたい人は、MNP(ナンバーポータビリティ)の予約番号を取得しておきます。
MNPで乗り換えをする場合、新しい携帯電話会社に登録が完了すると同時に自動解約となるので、解約をしに行く必要はありません。
MNP予約番号の取得方法は、ショップか電話で申し込みができます。
スマホやパソコンからは取得ができないので注意してください。
電話で取得
以下の番号にかけて、ガイダンスに従い操作して格安SIMにMNPしたいことを伝えます。
MNP予約番号取得
ソフトバンク携帯から:*5533
一般電話から:0800-100-5533
通話料無料
受付時間:午前8時から午後9時
ショップで取得
お近くのソフトバンクショップに行き、MNPしたいことを伝えて予約番号を取得します。
MNP予約番号の手数料と期限
MNP予約番号を取得して他社に移れば、手数料として2000円(税別)が最後のソフトバンクの支払いと一緒に請求になります。
MNP予約番号の期限は15日となっているので、取得したら15日以内に新しい携帯会社に新規契約の申し込みをしましょう。


MNPできなくて手数料だけかかっちゃうの?


MNPが完了した時点で手数料が引き落としになるから、15日を過ぎて無効になれば手数料はかからないぞ!
乗り換え先の格安SIMに申し込む
月の中旬ごろになったら、格安SIMに申し込みをします。各格安SIMの会社の申し込み画面から契約ができます。
携帯電話の不正利用防止のため、免許証などの本人確認書類が必要なので準備しておきましょう。
ソフトバンクから格安SIMに乗り換える(月下旬ごろ)
SIMが届いたら、開通&初期設定
SIMカードやスマホが届いたら開通と初期設定をします。
開通は電話が使えるようにする登録のことで、やり方は格安SIMの会社により違いますが、パソコンや携帯から発信して登録します。
先に開通をして新しい会社で携帯電話を使えるようにして、その後初期設定をしてスマホを使える状態にします。




事前にやり方を覚える必要はないが、見ておきたい人はこの記事で紹介しているぞ。
MNPしない人はソフトバンクを解約する
MNPをせず新しく電話番号を取得した人は、解約を忘れないようにしましょう。
解約はソフトバンクショップでできます。理由を聞かれたら、格安に乗り換えたと伝えれば引き止められることはほぼありません。
うっかり解約を忘れて翌月になってしまうと、使わなくてもソフトバンクの料金がかかってしまいます。
ソフトバンクから格安SIM乗り換えの手順まとめ
格安SIMはショップもないし設定も自分でしなければいけない、と難しく考える必要はありません。
手順や注意点の対処法を事前にしっかり押さえておけば、安く快適に使うことができます。
端末をそのまま使うこともできるので、この機会に格安SIMに乗り換えてみてくださいね。