格安スマホは大手携帯会社より回線の一部を借りて運営しているため、利用人数が多い時間帯は混雑し、通信速度が遅くなるというデメリットがあります。
楽天モバイルも例にもれず、遅いという口コミもたくさんあるようです。
そこで、2017年4月現在の楽天モバイルの1日の通信速度の変化を調べてみました。
計測した環境とアプリ
自宅の4Gエリア、田舎で割と山奥です。
人は少ない場所です。人が多い町中ではまた違った結果になるかもしれませんが、今回は自宅で計測します。
2017年4月の月曜日、アプリはSpeedtestを使い、機種はiphone6sで自宅で計測しました。
楽天モバイルの速度 1日の速度の推移
計測のしかたは、1日中自宅にこもり朝の6時から夜の12時まで、ランダムな時間に計測しました。
それをエクセルで表にして、平均を出してみました。(単位はMbps)
ネット閲覧やダウンロードに必要なのは『下り』の速度なので、下りの速度のみグラフにしてみました。
お昼の時間は顕著に速度が落ちていますね。
朝の通勤が多い時間帯も速度はやや落ち、帰宅から夕食の時間あたりは全体的に緩やかに落ちています。反対にお仕事や授業中であろう午前9時~11時ぐらいは、快適に速度が出ています。
これは使う人が多い時間帯は混雑し、どうしても速度が落ちてしまうためです。
特に休憩をとるビジネスマンが多い昼の12時~13時は、皆が集中して使うためとても遅くなるようです。
楽天モバイルの体感速度はどうか
実際使ってみて速度の感じ方としては、混雑時以外の時間帯は今までと特に変わりなく使えました。動画の再生も余裕です。
息子はドラゴンボールドッカンバトルというゲームをしていますが、「遅いと思ったことある?」と聞くと「全くない」とのことです。
私はアプリのダウンロードは普段自宅のWi-Fiでするのですが、あえて使わずにやってみたところ、少しですが時間がかかったように思いました。
夕方から夜にかけての時間も、特に差し支えなく使えました。グーグルマップもポケモンGOもauを契約していた時と変わりない速度できました。
動画再生は少し遅くなったかなと感じたくらいです。
ですが、お昼の12時台は速度が顕著に落ちたのがわかりました。グーグル検索くらいならできますが、画像が多い楽天市場のサイトやラインニュースなどは待っても待っても画像が表示されず、急ぎであれば差し支えると思います。
その時の対策としては、Wi-Fiのある場所で過ごす、お昼は携帯を使わないなどが良いでしょう。
遅くて困る人は乗り換えた方がよいかも
楽天モバイルで快適だという人はもちろんいます。
でもお昼の12時台にWi-Fi環境のない場所で、ゲームやお仕事で使うことが多いという方は正直厳しいかもしれません。
速度が落ちるとイライラする、生活や仕事で困るという方は、速度がドコモ・au・ソフトバンク並みと口コミで評判の、UQモバイルかワイモバイルに乗り換えることをおすすめします。
UQモバイルはau、ワイモバイルはソフトバンクのサブキャリアです。料金は楽天モバイルよりは高いですが、それでもドコモauソフトバンクに比べるとまだ割安です。
その中でもUQモバイルの『データ高速プラン』は3GBで1600円と、無料通話はありませんが楽天モバイル並みに安く、速度はau並みです。
実際に私も使ったのですが、遅いと感じたことは一度もなく、12時台も速度は全く落ちませんでした。
UQモバイルについてはこちらで詳しくまとめました。速度が速い格安SIMを使いたい方は読んでみてください。