auからワイモバイルに変えたら実際どのくらい安くなるのか、解除料がかかるんじゃないのか、わからないことが多いと思います。
そこで、auとワイモバイルの料金の差やワイモバイルのメリット、乗り換える時の注意点ややり方を解説します。
お手持ちの端末がiphone6s以降なら、ワイモバイルに持ち込んで使うこともできますよ。
参考
ワイモバイル公式サイト
端末を持ち込めば、基本料金から最大600円引き!
ワイモバイルではソフトバンク以外の他社から乗り換えと新規契約の人限定で、端末を買わずにSIMカードのみ契約すれば、基本料金から最大600円引きになる特典があります。
詳しい金額はこちらです。
プラン | 値引き額 |
スマホプランS | 400円 |
スマホプランM、L | 600円 |

お手持ちの端末がiphoneの6s以降であれば、SIMロック解除をすればワイモバイルで使うことができます。
iphoneをそのまま使えば手間がかかるデータ転送の必要もなく、ラインやゲームもそのままでワイモバイルに乗り換えることができます。SIMのサイズは「nano」を選んでくださいね。
ワイモバイルの公式サイトから「SIM」を選んで契約ができるので、公式サイトをチェックしてみてください。
ワイモバイルの料金はいくら?
ワイモバイルの料金プランこちらです。
S、M、L全部で3つのプランから、自分にあうものを選びます。
プラン | プランS | プランM | プランL |
料金 | 1年目:1,980円 2年目から:2,980円 | 1年目:2,980円 2年目から:3,980円 | 1年目:4,980円 2年目から:5,980円 |
データ量 | 最大3GB 3年目から:2GB | 最大9GB 3年目から:6GB | 最大21GB 3年目から:14GB |
通話 | 10分かけ放題(国内のみ何回でも) |
auのカケホは5分かけ放題に対し、ワイモバイルは10分かけ放題なので、2倍の10分かけ放題なのは大きなメリットです。
auでは24時間かけ放題(国内のみ)のスーパーカケホがありますが、ワイモバイルでは基本料金に+1000円で通話し放題の「スーパー誰とでも定額」があります。
ワイモバイルは通話が多い人も少ない人も、カバーするプランになっています。
auからワイモバイルは何円安くなるか比較
auの料金プランとワイモバイルの料金プランは、あまり共通点がありません。
そこで「データ量を月5ギガ、電話もそこそこ使う人」という設定でどちらが安いか比較してみました。
auの料金
auで月5GB、電話をそこそこ使う人の料金はこのようになります。
料金(税別・2年契約適用時) | 1年目 | 2年目以降 |
スーパーカケホ 5分かけ法題 | 1,480円 | 1,480円 |
LTE NET | 300円 | 300円 |
ピタットプラン 5GB | 4700円 | 4700円 |
auスマートバリュー | -1000円 | -1000円 |
スマホ応援割 | -1000円 | なし |
合計 | 4,480円 | 5,480円 |


auはぱっと見て安いかもしれませんが、割引がないと安くなりません。
以下の割引が適用されて、ようやく安くなります。
auの割引対象者
auスマートバリュー
→auのネット・電話、一部のケーブルテレビとを使っている人が対象。
1GB2GBは500円、3GB~は1000円引き
スマホ応援割
→新規・機種変更でスマホを買えば1年間1000円引き
スマホ応援割はスマホを買えば誰でも適用されますが、auスマートバリューはお家の通信をauにしていないと適用されません。

auはそこそこ安いように見えますが、割引の対象者以外は高くなってしまうので注意してください。
ワイモバイルの料金
料金(税別・2年契約適用時) | 1年目 | 2年目 | 3年目以降 |
料金 | 3,980円 | 3,980円 | 3,980円 |
データ量 | 9GB | 9GB | 6GB |
ワンキュッパ割 | -1000円 | なし | なし |
通話 | 10分かけ放題 | 10分かけ放題 | 10分かけ放題 |
合計 | 2,980円 | 3,980円 | 3,980円 |
ワイモバイルはキャンペーンが適用されるため、1年目は料金が2980円、2年目までの使えるデータ量は1.5倍の9GBです。
3年目以降はキャンペーンが終わるため、3980円で6GB、通話は10分かけ放題となります。
分かりづらいので表にまとめてみました。
au | ワイモバイル | |
料金 | 1年目:4,480円 2年目:5,480円 | 1年目:2,980円 2年目:3980円 |
通話 | 5分かけ放題 | 10分かけ放題 |
データ | 5GB | 9GB→6GB |

料金はワイモバイルの方が安いことがわかりますね。
ワイモバイルに乗り換えるメリットとは?
auからワイモバイルに乗り換えるメリットを考えてみました。
料金がだんぜん安い!
通信速度は今とほぼ変わらない
iphone6s以降ならSIMロック解除すれば持ち込んで使える
端末を持ち込めばもっと安い!
今使ってるラインやアプリも引き継げる
ネットで申し込んでも使えない期間はない
au光やau電話でも、のりかえてOK
ヤフープレミアムが無料
PayPayのキャンペーンがある
料金がだんぜん安い!
先ほどauとワイモバイルの料金の比較をしましたが、ワイモバイルのほうが電話もデータも多く使えて料金は安いことがわかりました。
auとワイモバイルでは料金に数千円の差があり、年間だと数万円高くなります。
auを使っていると毎月3月がつく日に何かもらえるなど、特典も多いです。でも年間数万円分の得をしているかといえば、そうでもないですよね。

スマホはもう無いと困るものですが、これからずっと支払っていくことを考えると、この料金はどうなんだと思えるところです。
通信速度は今とほぼ変わらない
格安SIMは速度が遅くて使い物にならない、というのを聞いた人もいるかも知れません。
実際のところ格安SIMは使う人が多い時間帯など、通信速度が目に見えて落ちるときがあります。

その原因は格安SIMは回線の一部をレンタルして運営しているため、狭い通信帯をたくさんの人が使うと混雑して速度が落ちてしまうからです。
その点ワイモバイルは大手ソフトバンクの子会社であるため、通信はいつも早く安定しています。
私も実際使ってみましたが、ワイモバイルの体感速度はauとほぼ同じと思って大丈夫だと思います。特に遅くなりがちなお昼時でもスイスイ使えます。
iphone6s以降ならSIMロック解除すれば持ち込んで使える
auの端末はワイモバイルでは使えないと思われていますが、そんな事はありません。
iphoneの6s以降であれば、SIMロック解除をすれば使えます!
iphone6s以降
iPhone X以降の最新端末
iPhone 8
iPhone8 Plus
iPhone 7
iPhone 7Plus
iPhone SE
iPhone6s
iPhone 6sPlus
上にお手持ちの端末があれば、SIMロック解除をすればワイモバイルで使えます。
SIMロック解除のやり方はこちらを読んでみてください。
参考
auのスマホやiPhoneをSIMロック解除する方法と手順を解説。
auのiphone6以前や、iphone以外のスマートフォン(Android端末)をお持ちの人は、残念ながらワイモバイルでは使えません。
例外として、AQUOS senseシリーズやHUAWEI P20 liteはワイモバイルの電波に対応しているため、SIMロック解除をすれば使えます。
今使ってるラインやアプリも引き継げる
今使っているラインやゲームなどのアプリは、ワイモバイルに乗り換えても引き継いで使うことができます。
ただしワイモバイルで新しい端末にしてしまうと、今のデータは自動的には引き継げないので、アプリごとに引き継ぐ設定が必要です。
例えばラインなら、右上の設定マークを押して「アカウント引き継ぎ」から引き継ぐ設定ができます。
データが消えてほしくないゲームやスケジュールなどは、各アプリの機種変更の設定から引き継ぐ設定をしておきましょう。

au光やau電話でも、のりかえてOK
今使ってるau光やau電話をどうしたら良いのかわからないから、ワイモバイルに乗り換えられない人もいると思います。
結論から言うと、au光やau電話はそのままでワイモバイルに乗り換えても大丈夫です。
auの携帯とau光・au電話は別のサービスなので、スマホを解約したら自動で解約されるということはありません。
ただし、基本料金から割引されるauスマートバリューは、auを辞めたらなくなってしまいます。
ですが先ほど比較した通り割引がなくてもワイモバイルのほうが安いので、月の通信費はauスマートバリューがなくなっても安くなります。

ワイモバイルではお家の光回線をソフトバンク光かソフトバンクAirにすれば、基本料金から毎月1000円引きのお家割光セットもあります。
au光のままでもよいですが、お家の光回線とスマホをまるごと乗り換えれば、通信費はもっとお得になりますね。
auからワイモバイルはここに注意!
メリットと反対に、auからワイモバイルに乗り換えるときの注意点です。
メールアドレスは引き継げない
ワイモバイルに乗り換えたらauを辞めてしまうので、auのメールアドレス「□□□@ezweb.ne.jp」「〇〇◯@au.com」のアドレスは使えなくなります。
ラインでやり取りをするからメールは使わない、という人が増えていますが、サイトの登録や特定の人とのやり取りにメアドを使っている人も多いと思います。
ワイモバイルでもメールはあるので、メールを使う人はワイモバイルのメールが使えます。
ワイモバイルのメアドは「☆☆☆@ymobile.ne.jp」「□□□@yahoo.co.jp」の2種類あり、友人や家族とのやり取りに使うなら「☆☆☆@ymobile.ne.jp」が優先度が高いのでおすすめです。

解除料や残りの分割金はいくらか確認しておく
ワイモバイルに乗り換える前に、解除料や残りの分割金はいくらか確認しておきましょう。
調べ方は3つの方法があるので、一番カンタンだと思う方法で調べてみてください。
- auショップで聞く
- au携帯から157に電話(通話料無料)
- My auにログイン
解除料の確認はauショップや電話、My au にログインして「ご契約内容 / 手続き」→「ご契約情報」から見られます。
ほとんどの人は2年契約で、更新月以外に解約すると税別9500円の解除料がかかる契約をしていると思われます。

解除料9500円はとても高くて損な気がしますね。
でも先ほど比較したようにワイモバイルは料金が安いので、更新月までの差額を合わせたら解除料を払っても乗り換えたほうがいいです!
更新月がもうすぐな人以外は、さっさと乗り換えたほうが総額で得をします。
ですが最近端末を買い替えた人は注意が必要です。
スマホの分割代金が残っているまま解約してしまうと、端末代が高額になる可能性があります。
またauでは、端末の分割代金が残ったまま機種変更をしても、残りの分割金は無料になる「アップグレードプログラム」があります。
アップグレードプログラムに申し込んで機種変更をしなかったら、アップグレードプログラムの月額分がauWALLETで戻ってきますが、auを解約するとauWALLETの返金はもらえません。


auのポイントは何もしないと消えてしまう
auを解約するとauのポイントも消えてしまいます。
auポイントをどうするかについて、良いと思う方法を考えてみました。
auWALLETカードを持っている人
→auWALLETにチャージ
auWALLETカードを持っていない人
→au料金で使い切る
auを解約する前にポイントを使い切っても良いですが、使いみちがない人はauWALLETにチャージしておきましょう。auポイントのauWALLETチャージは、auWALLETアプリからできます。
auWALLETカードの端数が使い切れなくて困っている人は、1円単位で購入できるアマゾンギフト券を買うのがおすすめです。

auからワイモバイルに乗り換えるやり方
auからワイモバイルに乗り換えるやり方と手順を紹介します。
解約前にSIMロック解除をしておく
ワイモバイルにiphoneなどを持ち込んで使う人はSIMロック解除が必要です。
ワイモバイルで新しいスマホを買う人は飛ばしてください。
SIMロック解除はショップでもできますが、手数料が3000円かかります。My auから自分ですれば無料で手数料はかかりません。
パソコンまたはスマホで少し設定するだけでできます。SIMロック解除のやり方はこちらに書いたので、読みながらやってみてください。
参考
auのスマホやiPhoneをSIMロック解除する方法を解説。
電話番号を引き継ぎたい人はMNP予約番号を取得
今の電話番号をそのままYmobileで使いたい人は、MNP予約番号を発行します。
ワイモバイルで新しく電話番号を取得する人は、ここも飛ばしてください。
MNP予約番号発行も、先ほどの解除料を調べるのと同じ方法でできます。
- auショップで聞く
- au携帯から157に電話(通話料無料)
- My auにログイン
ショップや電話では、「MNP予約番号の発行をお願いします」といえば対応してもらえます。
MNP予約番号とは10桁の番号で、この番号をワイモバイルで申込時に使えば、番号そのままで乗り換えができます。
ワイモバイルに切り替わった瞬間に自動解約となり、手数料として2000円(税別)が最後のドコモの支払いと一緒に請求になります。
MNP予約番号の期限は15日となっているので、取得したら15日以内にワイモバイルの申込みをしましょう。


契約はネットから申し込みがおすすめ
ワイモバイルに申し込みは店舗からでもできますが、お店によっては待ち時間が長かったり、強制的にオプションに入らされる場合があるようです。
その点ネットからなら強制オプションもありませんし、数日後に自宅に届くので自分のタイミングで切り替えができます。
ワイモバイル公式サイトで端末を選び、名前などを入力して申し込みができます。
ワイモバイル公式サイトで端末を選び、名前などを入力して契約をします。
お手持ちのiphoneなどを持ち込む人は、ワイモバイル公式サイトの少し下の『SIM/SIMフリースマホ』からSIMカードのみを選択します。
登録する時に確認書類が必要になります。免許証などの確認書類と、引き落としたいクレジットカードを準備しておきましょう。
届いたら初期設定をする
ワイモバイルに登録が完了して数日後、自宅にSIMカードや端末が送られてきます。
開封したらすぐに使えるわけではなく、SIMカードを端末に挿して設定をして、初めて使えるようになります。
初期設定に必要なのはこちらです。
- 送られてきたパンプレットとSIMカード、端末
- SIMカードを差し替えるためのピン(端末についている、なければクリップで代用)
- iphoneを持ち込んだ人はWi-Fi環境
スマホやiphoneを買うと、SIMカードを差し込む部分を開けるためのピンがついてきます。なければクリップを広げたものでもOKです。
初期設定は専門的な知識など必要ありません。わかりやすく書かれたパンフレットが一緒に送られてくるので、そのとおりにやれば15分くらいでできます。
電話と通信が使えるようになったら、メールなども設定しましょう。My Y!mobileやメール、Yahooサービスの設定のしかたは、こちらにも詳しく書いてあります。
iphoneなどをワイモバイルに持ち込んだ人は、構成プロファイルというソフトをダウンロードするため、Wi-Fi環境が必要になります。


スマホをワイモバイルで買った人は、Wi-Fiはなくても問題ありません。
auを解約する(MNPの人以外)
ワイモバイルで電話番号を新しくした人は、まだauの携帯は使えるようになったままです。
auの契約が続いているので、使わないのに月額がかかってしまう状態になっています。
ワイモバイルが使えるようになったら、auショップに行き解約の手続きを忘れないようにしましょう。
なお番号を変えずにワイモバイルに乗り換えた人は、auは自動で解約になるのでショップに行って解約する必要はありません。
auからワイモバイルにするメリットと手順まとめ
auからワイモバイルにするメリットはなんと言っても安さです。
それに安くなっても、電話の使用感やデータ通信の体感速度はほぼ変わりません。
今端末の分割金を支払っている人は、残高をしっかり確認するようにしてください。
ワイモバイルに乗り換えの参考にしてみてくださいね。