auのiPhone6sを楽天モバイルにMNP(ナンバーポータビリティー、番号を変えずに携帯会社を変えること)してみました。
楽天モバイルなら自分で開通させることで不通期間もありません。
問題なく契約はできたのですが、開通させるまでの手順がわかりづらかったので、実際やってみてよいと思った順番通りに書いていきますね。
iPhone6s以外のアイフォンの方は、楽天モバイルで使うことができるかどうかこちらの記事で調べてみてください。
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楽天モバイルでドコモauソフトバンクのiphone・スマホが使えるか解説
今ドコモ・au・ソフトバンクをお使いの方は、お手持ちのスマホやiphoneがそのまま楽天モバイルで使えるか、気になります ...
楽天モバイルに申し込む前にしておくこと
楽天モバイルに携帯会社を変えるので、今使っているauで更新月や分割金の残額などを確認しておきましょう。
必要なものを準備する
楽天モバイルで契約に必要なものを準備します。
必要なもの
本人確認書類(免許証、パスポートなど)
引き落とし用の口座またはクレジットカード
携帯電話不正利用防止法が施行されたことにより、本人確認書類はどの携帯会社を契約するときでも必要になります。
免許証やパスポートであればそれ一点で契約できますが、保険証の場合は住民票か3か月以内の公共料金の領収書も一緒に提出します。
本人確認書類は申し込み終了後、写真に撮り送信しました。
MNP予約番号を取得する
今使っている電話番号を使い続けるため『MNP予約番号』事前に取得します。
お使いの携帯電話会社のショップに行くのが一番早くて簡単です。
その他の詳しい方法は、こちらの記事をご覧ください
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ドコモ・au・SoftbankからMNP予約番号取得方法まとめ
今使っている電話番号を格安スマホに引き継いで、そのまま使い続けることができます。これをMNP(ナンバーポータビリティ)と ...
楽天モバイルに申し込み
楽天モバイルの公式サイト
免許証などの本人確認書類と、クレジットカードか引き落とし用の銀行口座を準備しておきます。口座引き落としの場合は別途100円(税別)かかります。
auでは店頭で確認されてましたが、楽天モバイルのネット申し込みでは最後にアップロードして確認します。
お申込みタイプの『SIMのみ購入』を選択します。
通話SIMを選択し、料金プランの選択へ。
私は3.1GBプランにしました。一番安いベーシックプランは通信速度がとても遅く、本当に通話とメールだけしかしない方向けのプランです。
ネットやSNS(ツイッターやフェイスブックなどのコミュニティサイト)を楽しみたい方は、3.1GB以上のプランにしたほうが良いと思います。
アイフォン6sは『ナノSIMカード』というカードを使うので選択します。
『オプション選択』に進みます。『つながる端末保障』に最初からチェックが入っているので、必要ない人は外してください。
今使ってるアイフォンに保証がつけられるので、不安な人はつけておいてもよいかもしれません。
私は今までauでも保証を使ったことがあまりないので、付けませんでした。
『アクセサリー購入』に進みます。必要なさそうなものばかりなのでチェックは入れず、『お客様情報入力へ』。
ここで楽天会員の方はログインします。楽天会員でない方は『お客様情報入力』へ進みます。
『今お使いの電話番号を引き継ぐ』を選択します。
『自宅から開通受付センターに電話して開通する』にチェックを忘れると、申し込み完了後から2~3日間携帯電話が使えなくなってしまうので注意です。
楽天モバイルで引き継ぐ電話番号、事前に取得したMNP予約番号、MNP予約番号の有効期限を入力します。
楽天電話5分かけ放題は、月850円で5分以内の通話が何回でも無料になります。通話もそこそこにするという方は、申し込んでおいてもよいでしょう。
あとは契約情報や、後から使うパスワードを設定します。
楽天ポイントを支払いに使うか選べます。『すべてのポイントを使う』に設定しておくと、毎月自動的に支払いにポイントを使ってくれます。
支払いが安くなるのでこの設定はおすすめです。
契約通知の方法、メルマガの配信設定を決めます。メルマガはいらなければ希望しなくてもいいと思います。
契約内容を確認して利用規約の同意にチェックし、『申し込みを確定する』を押して楽天モバイルの申し込みは終了です。
出てきたIDとパスワードは、本人確認アップロードに必要なのでメモしておきましょう。
画像を取り忘れて申し訳ないのですが、本人確認書類をアップロードする画面になります。準備しておいた本人確認書類を写真でとり、アップロードします。
数時間後、本人確認終了の通知メールが来て、登録が完了します。
SIMカードが送られてくるのを待ちます。
SIMカードが届いた
申し込みから3日後、楽天モバイルからSIMカードが届きました。
SIMカードだけ購入したので、当たり前ですがびっくりするくらい薄いです。
これが楽天モバイルのSIMカードです。
開通受付センターに電話して開通する
SIMカードが送られてきたら、回線の切り替えをするため、『開通受付センター』に電話をします。
『0800-805-1111』にかけて開通します。午前8時59分までに電話をすれば当日の夜9時までに、午前9時以降に電話をすれば翌日の9時までに開通します。
電話は自動音声で、プッシュボタンを操作して1~2分で終わりました。これで開通させる作業は終わったので、開通するまで待ちます。
私の場合翌日の昼の12時ぴったりに開通しました。iPhoneの電波が圏外になったのですぐにわかりました。
これで9年近く寄り添ったauを解約することになります。感慨深いですね(笑)9年使っても最初から最後まで利用料は月9000円前後であまり変わりませんでしたね。
長く使ってもこれと言って特別なこともなかったような^^;auにした当時は、友人や同僚と「同じauだよー(≧∇≦)キャー」みたいなのが楽しかったのかもしれません。それもだんだん時代遅れになって行くかもしれませんね。
SIMカード差し替え
話を戻して、SIMカードの差し替えをします。
携帯をあけてカードを差し替えてと聞くと難しそうだと思う方もいるかもしれませんが、大丈夫。おもちゃの電池交換みたいなものです。
私は携帯屋時代にやってるんで慣れてはいますが、小さなSIMカードをうっかり落として紛失することさえ気を付ければすぐにできます。
アイフォンを購入した時についてきた、横長の丸形の持ち手が付いた金属の細い棒『SIM取り出しツール』を準備します。
なければクリップを広げたものでも代用できます。
iPhone6sの横の小さな穴が開いたところ、ここにSIMカードが入っています。
『SIM取り出しツール』またはクリップを差し込み、少し強く押し込みます。
開きましたね。
今まで使っていたauのSIMカードが入っていますね。
楽天モバイルのSIMカードをそっと折り取り、auのSIMカードと取り替えます。今まで入っていたのと同じ向きにしてください。
楽天モバイルのSIMカードを入れたら、iPhoneに差し込み戻します。
携帯屋時代、金色のICチップの部分を直接触ると指の油で劣化してしまうから触らないようにと教えられましたが、「ICチップを触ったから壊れた」という事例は聞いたことがないし、そこまで気にしなくていいのかなと思います。
できればICチップの部分は触らないように交換してみてくださいね。
電源を入れたらアップルIDの入力画面になりました。IDとパスワードを入力します。
電波の表示が『docomo』になりました。楽天モバイルはドコモの回線を使っているので、表示がドコモになるんですね!
これはぱっと見では楽天モバイルだとはわかりませんね(笑)
SIMカードを差し替えるとデータは消えないの?
SIMカードを差し替えると今まで使っていた電話帳や写真、ゲームのセーブデータなどは消えてしまわないのでしょうか?
SIMカードに保存されているのは電話番号を始め契約者の情報で、電話帳や写真・ゲームのセーブデータなどは端末(iPhone本体)に保存されています。
なので、SIMカードを差し替えてもデータが消えてしまうことはないのですね。データの移し替えをすることなく、今使っているiPhoneを使い続けることができます。
初期設定をする
SIMカードを差し替えただけではまだ使うことはできません。初期設定をしてから楽天モバイルの通信を使うことができます。
初期設定の仕方は、詳しく付属のパンフレットに記載されていました。楽天モバイルの『構成プロファイル』(携帯電話で通信をするための設定ファイル)をダウンロードします。
アイフォンの場合、初期設定はWi-Fi(ワイファイ)環境下でないとすることができません。自宅のWi-Fiか、公共のWi-Fiが使えるところに移動します。Wi-FiはiPhoneの『設定』→『Wi-Fi』から設定します。
Wi-Fiの使えるところに移動したら、今まで使っていた『構成プロファイル』を削除します。
アイフォンの『設定』→『一般』→『プロファイル』または『プロファイルとデバイス管理』をタップ。
今まで使っていたauのプロファイルが出てくるので削除します。
続いて楽天モバイルの『構成プロファイル』をダウンロードします。
“メンバーズステーションから申し込み種別を確認して、プロファイルのURLを入力します”と記載があるんですが、ここで問題発生。
楽天モバイルのメンバーズステーションは楽天モバイルが開通してから2~3日しないとログインできないため、『申し込み種別』の確認ができないのです!!
すでに開通したSIMが2~3日かけて送られてきたのだったらタイミングはよかったんでしょうけど、自分で開通させた場合そこから2~3日経たないとログインできないようです。
せっかく不通期間がないと思って契約したのに、届いてからも2~3日使えないのなら意味がありません(-_-;)
と、少し慌てたのですが、よく読むとSIMカードが入っていた台紙に“お客様のAPNは『rmobile.jp』です”とあり、説明書には“006、007 APN:rmobile.jpの方”と書いてあります。
ということは、この“APN:rmobile.jpの方”の方をやればいいのではないかと思い、書かれているURLにアクセスしたところ、無事『構成プロファイル』をダウンロードできました。
ちなみに、後日メンバーズステーションにログインできるようになってから申し込み種別を確認したところ、『006』だったので間違いはありませんでした。
台紙にかいてあるんなら“メンバーズステーションから申し込み種別を確認して…”なんて混乱すること書かないで欲しかったですね^^;
改善してほしいです、楽天さん!
やってみた感想とまとめ
この初期設定をした後現在一ヶ月経ちましたが、何事もなく使うことができています。
今までは携帯電話はショップに行き店員さんに設定を全部してもらって受け取るというのが当たり前でしたが、格安SIMは設定などをすべて自分でやることで携帯代を安くできます。
私の場合少しの手間で月々の携帯代が約3分の1になりましたし、iPhoneを使い続けることができたのでやってよかったです!
楽天モバイルに乗り換えるときは、私の体験を参考にしてくださいね。