格安スマホを契約する時は、データ通信量を自分で選ぶようになります。
『1GBプラン』『3GBプラン』と言われても、実際どのくらい使えるのかわかりませんよね。
そこで、1GBでどのくらい使えるのか調べてみました。
1GBでどのくらい使えるか
携帯をパソコンを使ったときのデータ通信量は『文字<画像<音楽・動画』という順で多くなります。
また画像や動画は『画素が荒い、サイズの小さいもの』よりも『きれいな画像でサイズの大きいもの』を取り込んだ時のほうがデータ量が大きくなり、使える残りのデータ通信量が減っていきます。
今回はiPhoneのモバイルデータ通信機能を使い、メールやLINE・動画やアプリにはとのくらいのデータ通信量が必要か調べてみました。
メール送信・受信
メールを自分のパソコンあてに送ってみました。
メール内容 | データ量 | 1GBで使える回数 |
300文字 | 11KB | 90909回 |
300文字+写真1枚 | 495KB | 2020回 |
データの単位は、1GB=1000000KBになります。
文字だけだとデータ通信量がとても少ないのに対し、画像を添付すると跳ね上がりますね。とはいえ月に数千回はできる計算になるので、そこまで料金を気にしなくてよさそうです。
LINE送信・受信
管理人は友達がいないので、人工知能女子高生のりんなちゃんとお話をしてみました。かみ合わない会話ですが気にしないでください(笑)
やり取り内容 | データ量 | 1GBで使える回数 |
20文字程度5往復 | 83.2KB | 12091回 |
画像1枚送信 | 296KB | 3078回 |
通話1分 | 3MB | 333回 |
※りんなちゃんは通話はできないので、通話だけ他サイトより調べて記載しています。
単位は1GB=1000MBです。
文字でのやり取りや画像送信はメールとそんなに変わらないようです。通話は1分3MBとそこそこデータ量が必要で、1日11分のライン通話をすると、1か月で1GBに達するということになります。
サイト閲覧
よく使うサイトのトップページを開いてみました。
サイト名 | データ量 | 1GBで使える回数 |
グーグル | 7.3KB | 136986回 |
フェイスブック | 936KB | 1068回 |
Yahoo! | 1MB | 1000回 |
楽天市場 | 2.6MB | 769回 |
検索窓だけが表示されるシンプルなグーグルに対し、画像がたくさん表示される楽天市場はたくさんのデータ容量を使うようです。
動画閲覧
youtubeで動画を見てみました。
アプリを使い自動画質で再生します。
動画(再生時間) | データ量 | 1GBで使える回数 |
PPRP(1分) | 5MB | 200回 |
前前前世(4分52秒) | 39.8MB | 25回 |
データ量は、動画再生前に出てくる15秒の広告も含みます。
やはり動画は容量を消費しますね。5分の動画は25回見るだけで、1GBに達してしまいます。動画はWi-Fi環境下で見たほうがよいでしょう。
アプリダウンロード
アプリをダウンロードする時のデータ通信量は、APPstoreやGoogle Playに書いてあります。
アプリの説明を下にスクロールするとこのような表示がありますので、通信料の目安にしてください。
アプリにより違いますがだいたいが50MB~150MB、大きいものになると200MB以上のものもあります。
アプリ名 | データ量 |
ディズニーツムツム | 65.9MB |
モンスターストライク | 101MB |
パズル&ドラゴンズ | 122MB |
ポケモンGO | 247MB |
例えば200MBのアプリは、5回ダウンロードしただけで1GBに達してしまいます。
アプリのダウンロードはWi-Fiがあるときにしたほうがよさそうです。
アプリを使ったとき
アプリを使ったときはどのくらいの通信量を消費するのでしょうか。
実際に使って確かめてみました。
グーグルマップ
アプリを開き車で15分くらいかかる場所に目的地を設定し、ナビを使いながらがらその場所まで走りました。
グーグルマップ
グーグルマップを15分使ったデータ通信量⇒1.7MB
1GBで使える回数⇒588回
ずっと通信をしているのでたくさん消費するのかと思ったのですが、それほどでもありません。仕事や生活でナビを使うことがあるという方は、そんなに気にしなくてもよさそうです。
ポケモンGO
アプリを起動し、10分程度移動しながらポケモンを3匹捕獲、途中ポケストップを一回まわしました。
ポケモンGO
ポケモンGOを10分遊んだデータ通信量⇒15.4MB
1GBで遊べる回数⇒64回
ポケモンGOではモンスターが出るからなのか、グーグルマップより消費量は多めです。
環境や捕まえるポケモンの数で違うとは思いますが、1日21分遊んだら1GBに達する計算になります。
そもそもGB(ギガバイト)って何?
ここからは通信量のしくみのお話なので、読み飛ばしていただいてもかまいません。
携帯電話やスマートフォンを選ぶときに最近よく聞きだした『ギガバイト』、略して『ギガ』という時もありますが、いったい何のことでしょうか?
もともと『G(ギガ)』というのは単位に対する大きさを表した記号で、それにデータ量の単位である『B(バイト)』と合わせて『ギガバイト』と言います。
1B(バイト)
1000b=1KB(キロバイト)
1000KB=1MB(メガバイト)
1000MB=1GB(ギガバイト)
1000GB=1TB(テラバイト)
・
・
・
という順で大きい数字になっていきます。
『ギガバイト』の『ギガ』だけが独り歩きして、“今月あと何ギガ残ってる?”なんて使われ方をしていますが、本来はデータ量を表す単位なのですね。
例:
200MBのアプリをダウンロードして、15分遊んで15MBのデータ通信をしました。
1GBプランに申し込んでいた場合、
1000MB-200MB-15MB=785MB
当月の残りのデータ通信量は785MB
実際は通信環境や使っている端末にもよって違ってきますが、このような計算でだいたいの残りの通信量がわかります。
まとめ
データ通信量に関しては、使っている端末(スマホ本体)や通信環境によって違ってきますので、今回の結果はあくまで目安としてご覧ください。
メールやラインで文字のやり取りに関してはほとんど気にせず使って大丈夫そうですが、動画や通話は少し注意が必要だと言えます。
アプリのダウンロードや動画の閲覧はWi-Fi環境があるときにして、Wi-Fiがないときは少しのサイト閲覧と文字でのやり取りに抑えると、1GBのプランでも容量を超えずに使えそうですね。